広告代理店に勤務していると、色々な業種の方と仕事をする機会がありますが、時にとんでもない方とも遭遇してしまいます。
特に苦労した記憶があるのが製薬会社のマーケティング部宣伝担当。「広告屋なんてゴミクズ」という扱いで、横柄な態度で接してきます。議論中、少しでも反論すると凄まじい剣幕で罵倒してきます。徐々にわかったのですが、彼はMR出身でした。MRというのは病院に出向き、医師に自社の薬を紹介し導入してもらう職種です。しかし医師もまたMRをゴミクズ扱いする方も少なからずいるらしいのです。
そんなMRという経験を経て、宣伝担当という発注側の立場になり、溜まりに溜まったうっぷん晴らしが始まったわけです。
金曜夕方に月曜の朝までに修正するよう命じたり、提案したけど採用されなかった企画をそのまま、もっと安い会社に発注したり。枚挙に暇がありません。とはいえ、発注欲しさにヘコヘコしているうちに、彼はいっそうモンスター化していきました。
不遜な言動と行動はさらに度を超え、誰もがその会社を担当することを拒否するようになりました。そんなとき、噂を耳にしたうちの会社の社長の一存で、取引はこちらから打ち切りました。
広告業界の実態〜製薬会社宣伝部のパワハラ宣伝担当〜
113年前
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