「患者のために」という免罪符 ~医療現場の労働状況~

現在働いていている急性期病院におけるリハビリ職の労働条件についてお話します。まず、リハビリ職は1日の目標取得単位(単位とは、いわゆる売上金のこと。患者に20分リハビリを行うと1単位と算定される)は、18単位と設定されていますが、病院により異なります。18単位×20分とすると、1日の実際のリハビリ時間は360分(6時間)です。ただ、この時間には患者のカルテ記載や、患者間の移動時間、紹介状作成、患者の情報収集などの時間は含まれていません。さらに、入職後数年は、症例発表や英文抄読などのタスクが課せられ、日々の業務に並行して準備をする必要があるのです。「すべては患者のため」と言いつつ、昼食時間もまともにとれず、サービス残業も当たり前の現場です。

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